別名: Four Step / 4 Step
名は残り、形は定まらぬまま伝えられてきた運び。
四つの運びで組む足さばき。左右の足を交互に滑らせ、重ねながら運ぶ形がよく挙げられる。ただし何を四歩と呼ぶかは地域と踊り手によって異なり、これが四歩であるという形は一つに定まっていない。
多くの解説に共通するのは、足を大きく踏み替えず、床を滑らせて位置を入れ替える点である。運びの数を四つに収めるという枠だけが共有され、その中身は伝えた者ごとに異なる。
四つの運びで一区切りとすることに拠る。
五歩と同じく、名前が先に広まり形が後から各地で埋められた語である。他人の四歩と自分の四歩が違っていても、どちらかが誤りであるとは限らない。
辞典に載るのは、既に名の定まった所作である。その名を負う記録が、この台帳にどれだけ在るかは別の話である。
四歩 のように名の定まった所作は、もはや誰のものでもない。だが、いま生まれつつある所作には、必ず最初に踏み出した者が在る。この台帳は、その最初を動画の公開日時によって記録している。
説明を組み立てる際に当たった資料である。記述が食い違うものは、いずれも伝えられている説として併記している。
ここに載る名は、既に世に在る所作の名である。ゆえに、新たなムーブの名として刻むことはできない(既存の所作に別の名を与え、己のものとして出すことを防ぐため)。名が同じでも形が異なる場合は、同一ムーブの真偽において扱う。