別名: Chair / チェアー
肘の一点に体を預け、時を止める。ここで静止を覚えた者が、回転を手にする。
背を反らせて横向きに構え、片肘を腰または背の下側に突き立てて全身を支える静止の形。腕、肩、腰が一本の柱として噛み合った時にのみ立ち、力ではなく骨の組み方によって保たれる。
支える肘は腰骨のすぐ内側へ差し込む。位置が外れれば腕だけで体重を受けることになり、保たない。頭と足を床に残す形が基本で、そこから接する点を減らしていくと、より上位の静止へ移る。
椅子に腰かけたような姿に拠る。
1976年ごろ Robbie Rob が組み上げたとされ、ベイビーフリーズを崩した形と説明される。
ウインドミルは、この姿勢を取り損ねた勢いから生まれたと伝えられる。エアーチェアー、ハローフリーズも、いずれもこの形の延長に位置する。
辞典に載るのは、既に名の定まった所作である。その名を負う記録が、この台帳にどれだけ在るかは別の話である。
チェアフリーズ のように名の定まった所作は、もはや誰のものでもない。だが、いま生まれつつある所作には、必ず最初に踏み出した者が在る。この台帳は、その最初を動画の公開日時によって記録している。
説明を組み立てる際に当たった資料である。記述が食い違うものは、いずれも伝えられている説として併記している。
ここに載る名は、既に世に在る所作の名である。ゆえに、新たなムーブの名として刻むことはできない(既存の所作に別の名を与え、己のものとして出すことを防ぐため)。名が同じでも形が異なる場合は、同一ムーブの真偽において扱う。