床に残る跡が、結び目の形を描く。
片脚ずつ床を払い、二つの円を描くように体をねじる足さばき。
一方の払いで作った向きを、逆向きの払いで巻き戻す。二つの円が交差する点で体が最もねじれるため、そこを止めずに通すことが要となる。全周を踊らず、半分だけを用いる形の方が多く見られる。
払いの跡が、結び目の形をした焼き菓子に似ることに拠る。
1980年代から1990年代のヨーロッパにおいて、片足を床から離さずに踊る工夫から生まれたとされる。
辞典に載るのは、既に名の定まった所作である。その名を負う記録が、この台帳にどれだけ在るかは別の話である。
プレッツェル のように名の定まった所作は、もはや誰のものでもない。だが、いま生まれつつある所作には、必ず最初に踏み出した者が在る。この台帳は、その最初を動画の公開日時によって記録している。
説明を組み立てる際に当たった資料である。記述が食い違うものは、いずれも伝えられている説として併記している。
ここに載る名は、既に世に在る所作の名である。ゆえに、新たなムーブの名として刻むことはできない(既存の所作に別の名を与え、己のものとして出すことを防ぐため)。名が同じでも形が異なる場合は、同一ムーブの真偽において扱う。